【ムラ暮らしインターン】広大な草原で馬に学ぶ信頼関係の築き方(熊本県阿蘇市)

熊本県阿蘇市行われた「ムラ暮らしインターン」の様子を動画と写真でレポートいたします!

(※ムラ暮らしインターンは、田舎暮らしや就農希望者に関心の高い方々に「農山・漁村を知ってもらう」ことで、将来的に農山漁村で農林水産業に就業するためのきっかけづくりを行うプロジェクトです。)

 

▼動画で見る熊本県阿蘇市の「ムラ暮らしインターン」

 

▼“熊本県阿蘇市”ってこんなとこ

今回研修が行われた阿蘇市は、外輪山を含む阿蘇カルデラの北半分を占め、市の大部分は「阿蘇くじゅう国立公園」に指定され、豊かな自然に恵まれています。阿蘇の最も特徴的な景観はなんと言っても広大な草原です。草原は観光客にも人気ですが、地元では牛馬の放牧の場として昔から活用されてきました。草原でのびのびと草を食んで育った阿蘇のあか牛は、ヘルシーで全国的にも人気です。

 

▼現地パートナー
「有限会社梅木観光 夢・大地グリーンバレー」

今回の研修先は、阿蘇北外輪山にある草原で馬を育て、本格的な乗馬体験を実施している牧場で、その広さは東京ドーム約32個分もあります。牧場の人気は、単なる乗馬体験ではなく、馬との触れ合いで訪れた方が精神的な癒しを得る「ホースセラピー」。今回の研修でも、放牧や馬の世話等はもちろんですが、人と馬が信頼関係を育み、人と馬、人と人とが円滑なコミュニケーションを出来るようになる研修を行っていただきました。

 

▼研修内容

牧場オーナー夫妻の指導のもと、広大な草原のなかで放牧されている馬へのブラッシング、餌やり、鞍載せ、厩舎清掃等の馬の世話を基本に体験いただきました。また、言葉を持たない馬や、様々な牧野関係者とのコミュニケーションを学び、農村のなかで夢を一つひとつ具現化していくプロセスについても触れていただきました。

・馬のブラッシング
まずは、体に触れることが動物とのコミュニケーションの第一歩。ブラッシングをしながら、空いた手で馬をなでてあげるようにしてあげることがポイントだとか。大人の馬は、人間にすると5歳くらいの知能があり、ちゃんと相手を見分けているそうで、最初は恐る恐るだった研修生も、まずは触ってみると不思議と笑顔が生まれていました。

・厩舎清掃
厩舎は馬の住まいで、夜の間に敷きワラが汚れます。そのため、それを取り除いて床を掃除し、新しい敷きワラを敷き詰める作業が毎日必要になります。厩舎の床が不潔だと、馬がひづめの病気を発症する可能性があり、手を抜くことはできない重要な仕事です。かなりの重労働で、馬1頭分で1時間ほどかかりますが、今回の研修生は、皆さん工夫をしながら効率よく取り組んでくれました。

 

▼参加者コメント

・雄大な自然の中で労働する魅力を十分に感じることが出来たのと同時に、その自然の中で馬という動物と一緒に働く大変さも感じることが出来ました。受け入れ先の方々の暖かい人柄に触れることが出来たのが今回の一番の経験になりました。

・施設の方々の生き方、山奥での過ごし方や仕事を今回体験し、今後のためになった。自然や人里離れたのどかな、何もない景色の中で研修をさせていただいたことが凄く良かった。

・施設の方々のこれまでの人生の話を聞け、これからの自分の人生を決めていく助けになりました。動物との関係の築き方等、専門的なことに触れることが出来、本当に貴重な体験でした。

・食堂に集まる地域の人々の温かさに触れ、仕事を好きになっていき、「好き」を仕事にして生活をしていくと、その生活にあった知り合いや人生を共に出来る人との出会いが生まれるのだと思いました。研修先の方々からも良い話をたくさん聞くことができ、山奥だけれど仕事がそばにあり、ネット環境も揃っていて、不便なく生活されており、良い人生とは何かを考えることが出来ました。

・馬という繊細で管理が大変そうな仕事に対して、前向きに楽しんでいる様子を目の当たりにしたとき「何と素敵な生き方をされている人々だ」と思いました。オーナーから言われた「仕事とは心を使いながら臨めば自分自身が磨かれ豊かになる!」という言葉に凄く魅了されました。

 

▼受入先コメント

冬の寒い時期に、阿蘇の草原での研修は大変だったかと思いますが、皆さん弱音を吐くこともなく7日間、一生懸命に元気に活動してくれました。草原での本格的な乗馬は、観光客にとっては阿蘇の観光のハイライトですが、そのバックヤードの苦労、そして何よりも馬と人との信頼関係を学んでいただけたのではないでしょうか。この大地で夢を持ち続けながら、日々地道な活動を続けていくことが結果として夢の実現につながります。研修生の皆さんの今後の生き方に、少しでも参考になり、また阿蘇・夢大地に戻ってきてもらいたいです。