【ムラ暮らしインターン】自分の得意を活かした地域貢献の在り方(熊本県人吉市)

2021年9月~2022年3月の約半年間行った、熊本県人吉市での「ムラ暮らしインターン」の様子を動画と写真でレポートいたします!

(※ムラ暮らしインターンは、田舎暮らしや就農希望者に関心の高い方々に「農山・漁村を知ってもらう」ことで、将来的に農山漁村で農林水産業に就業するためのきっかけづくりを行うプロジェクトです。)

 

▼動画で見る熊本県人吉市の「ムラ暮らしインターン」

 

▼“熊本県人吉市”ってこんなとこ

今回研修が行われた人吉市球磨地方は、三大急流・球磨川が流れる盆地で熊本県の南西部に位置します。このエリアは鎌倉時代から明治維新までの約700年にわたり領主相良氏が統治した土地で、 日本史上稀な「相良700年」と称され人吉球磨の文化の礎を築いたとして日本遺産にも認定されています。また民衆の手で守られた地域遺産「仏教美術」や、焼酎と遊びと民俗文化が息づく「暮らしと文化」などが有名な地域です。

球磨川沿いには、ホテル・旅館をはじめ、公衆温泉も数多くあり、天然温泉を気軽に楽しむことができます。それぞれに泉質や温度が違うため地元の人は自分好みのお湯を選んで入るとか。また、地元出身の漫画家・緑川ゆきさんが描く『夏目友人帳』には、人吉球磨をモデルとする描写も多く、全国からファンが聖地巡礼に訪れます。 

 

 

▼現地パートナー/(有)ひまわり亭

1998年、50代~70代の女性らの働く場として農村レストランを設立。地産地消の料理を提供し、食文化の継承や地域づくりに力を入れて活動をされていましたが、2020年7月の豪雨で被災。店舗も床上2mまで浸水しましたが、被災者支援のためのネットワークを立ち上げ被災直後から2020年12月末まで毎日炊出しを続け、やはり「“食”で地域に貢献したい」と、人吉球磨地域の農家民宿や地域で活躍する人・団体を応援する活動を行っています。

 

 

 

▼研修内容

9月~3月迄の約半年間、月に1回、1泊2日~2泊3日間、地域に滞在し研修を行うプロジェクト型の研修を実施。「地域貢献を実践型で学ぶ」をテーマに、参加者らのスキルも活かした情報発信を実践していきました。受入地域はインターネットやデジタルツールを活用した情報発信、販売チャネルの構築運営等に携わる人材が不足していることから、将来的に農山漁村での新たなビジネス展開へと繋げる人材を創出することも目的です。地域の課題に対し、「プロボノ」や「兼業・副業」で応援することに関心を持っている3名に参加頂き、それぞれの持つマーケティング、動画撮影・編集、レシピ開発などのスキルを活かして、Youtube、Instagram、TikTok等で地域の魅力を取材・編集し発信していきました。

 

【研修スケジュール】
8月 オンライン事前研修(現地パートナー顔合わせ、地域の課題共有など)
9月~1月 現地研修(現地踏査、取材・インタビュー 動画編集)
人吉球磨の農家民宿家庭の魅力を発信
郷土料理、郷土の家庭料理の魅力を発信
2月 オンライン事後研修
3月 振返り、事業検証
ボランティア活動:仮設住宅への訪問

 

 

 

▼参加者コメント

参加者の皆さんからはたくさんの感想をいただきました!

・熊本出身ですが、熊本が大好きで、いつかは熊本に戻ってきたいし、多くの人に熊本を好きになってもらいたくてしょうがないんです。それで今回も応募しました。今回の研修を通じて、もっと熊本のことを知ってもらうために活動したいと改めて思いました。

・最初は農泊って、そのお家に行ってごはんを食べて話を聞いて帰るもの、と思ってたのですが、今回初めて農家民宿に宿泊し、民宿のお母さんから心からのおもてなしを受け、その地域や家庭で伝わってきた郷土料理を食べることができて、本当に感動しました。ああ、農泊ってこんなに素晴らしいものなんだと思いました。

 

▼受入先のコメント

「食を通して、人と人が繋がる喜びや、食の持つ無限の可能性を伝えたい」という思いから、今回の研修を行いました。その食の魅力を伝える場のひとつが、人吉球磨地域では「農家民宿」でもあります。農泊が都会の人たちをもっと地方に誘う要因となり、疲れている人やストレスが溜まっている人たちが定期的に第2のふるさとのように訪れ、互いに「ただいま」「お帰り」と言えるような空間と食と心のおもてなしを提供したいと考え、人吉球磨地域の農泊はスタートしました。しかし、このコロナ禍と災害の影響で訪れる人も、また地元で農家民宿を運営している家庭も減ってきています。それをなんとかしたいと、今回は実践型で農家民宿の特徴や魅力、また地域にある暮らしや食の文化を発信していくことで地域づくりを実践していく体験をして頂けたのではないでしょうか。
また一緒に先の水害で被災された方々が未だ暮らされている仮設受託にも一緒に行って頂きましたが、皆さんそれぞれが「本当の復興とは何か」を考え、実行して頂くきっかけになれば幸いです。