[ムラ暮らしインターン] 離島で漁師・海女編(長崎県壱岐市)

長崎県の離島「壱岐島」で、漁船に乗り一本漁を体験したり、海女さんの暮らしぶりを身近で聞いたりしながら、持続可能な漁業を目指したサワラやカキのブランド化への取り組みについて学びます。

普段の生活ではなかなか味わえない本格的な漁業体験をしてみませんか?

【実施日13泊14日
※2022年10月〜2月(年末年始を除く)の間で、連続する2週間の研修を行います。実施時期は参加者と相談の上で決定しますので、参加できる2週間をお知らせください。尚、参加時期により、海況や魚種も異なります。

[壱岐市・研修地のご紹介]のご紹介

長崎県の北部、玄界灘に浮かぶ国境の離島「壱岐島」は、九州本土の福岡市から北西に約80㎞の玄界灘の真ん中に位置します。テレビ等では「壱岐・対馬」と表記されることが多いですが、実際には遠く離れた別の島で、北西の海上に対馬が位置しています。
本島の周辺には対馬暖流分岐流と九州沿岸流が交差しており、天然礁が多く存在していることから、イカ・ブリ・クロマグロ・サワラ等の好漁場が広がり、海女漁や一本釣り漁などの伝統的な漁法が今に受け継がれています。
この壱岐島の東部に位置する八幡浦(やはたうら)地区にある壱岐東部漁業協同組合が今回の研修の拠点です。

研修の内容

◎一本釣り漁
・漁船の揺れに慣れよう!
→安全を最優先に出漁します。船酔いの心配がある方も、最大2週間程度の経験を重ねることで、大きな揺れでも酔わないように慣れてきます。)
・GPS魚群探知機等の機器の操作方法や好漁場の見極め方
・釣り上げた魚の鮮度維持方法
・水揚げまでの準備等
※サワラのブランド「壱岐さわら『極』」の鮮度管理による品質向上のため、釣り上げてから出荷までのガイドラインに沿って、現役の腕利き漁師の指導のもと行います。

◎海女漁
・カキの磨き上げ作業
→生食用殻付き牡蠣に高付加価値を付けるため、休漁期間中の海女さんのウニの加工技術を活かしたカキの洗浄作業を行い、事業の拡大と地域の雇用確保につなげています。
※伝統の素潜りでアワビやサザエ、ウニ等を漁獲する「海女漁」は、毎年5月〜9月に行われるため、今回、素潜りは行いません。

◎地域コミュニティ
・先輩漁師との交流会
・若手から70代のベテラン海女さんとの交流

\その他、こんなサポートも!/
・漁師、海女とも、都市部から移住して就業した先輩がフォローします!
・移住定住、新規就業について壱岐市役所からのサポートあり!

経験できること

・実際に船に乗り、一本釣り漁師の体験ができます。

・移住し新規就業した漁師さん、海女さんとの交流により、漁業を生業とすること、やりがい、島暮らしについてリアルな話が聞けます。

・島生まれ島育ちの方はもちろん、都会から移住した方々も含めた島人と交流できます。

【スケジュール】
○事前オンライン研修 
現地研修の1週間前を目安に2時間程度の事前オンライン研修を実施オンラインで事前打合せ。研修内容のことや、滞在中に気を付けることなど不安に思うことは事前に聞いてみましょう!

○現地研修
<初日>
14:00~ 現地集合、オリエンテーション、研修担当の漁師・海女・メンターとの顔合わせ

<滞在中>
・海女漁研修/9:00〜17:00(うち休憩1時間)
・一本釣り漁研修
1日8時間を目安に、海況や漁模様により決定。
好漁の場合は、12時間〜16時間程度の連続操業になる場合もあります。
また、深夜〜早朝の出漁の場合もあります。
一方、時化が続く場合は、陸上での漁具の整備等の活動になる場合もあります。
2週間の研修期間全体を平均して、1日8時間程度の研修時間となるよう相談の上、調整します。 ※研修期間中に、2日の休息日を設けます。(要望と天候等を踏まえて決定)

<最終日>
9:00~振返り  10:30 解散

○事後オンライン研修
個別対応

○合同報告会
2023年2月16日(木)19時~
募集要項
[募集人数]毎回2名程度~

[応募締切]
研修開始の1ヶ月前を目処に締め切りし、日程等の調整をさせていただきます。

[参加条件]
・地方への移住や2地域居住、田舎暮らし、漁業に関心のある日本国籍の方
・漁業(海女漁や一本釣り漁)で生計を立てていくことを真剣に検討している方
・事前、現地研修、事後研修の全てご参加いただける⽅
・経験不問
※学生応募可
※概ね18~60歳くらいまで
参加費

 無料

※現地までの交通費は参加者負担になります。
※研修先より実習研修時の謝⾦として、初日・最終日・休息日を除き1日6,000円が⽀払われます。滞在時の食費がかかりますが、謝金から差引き最終日にお支払い致します。

<イメージ>
謝金60,000円(10日間分)-食費26,000円(13泊14日分) 支払いは34,000円。

必要なもの

・作業時に汚れても良い服(長袖・長ズボン)
・上下セパレートのズボンタイプの雨具(フードつき)
・靴、長靴
・帽子
・水分補給用の水筒など
 ※濡れても良く、乾きやすい服装をお持ち頂くと安心です。
・着替え、タオル、洗面具など

<プラスα>

・海の色々な表情を楽しむ気持ち♪

食事について

・滞在期間中の朝夕の食事は、宿泊施設にて地元食材を用いた定食が提供されます。
・滞在期間中の昼食は、地元食堂の手作りの弁当が提供されます。
・週に2回程度、近くのスーパーまで買い物にご案内します。

【アクセスについて】

・公共交通機関をご利用の場合
福岡市・博多埠頭より、高速船(約1時間10分)もしくはフェリー(約2時間20分)にてお越しください。壱岐芦辺港もしくは郷ノ浦港より研修先までは、送迎いたします。

・マイカーでお越しの場合
フェリーで、マイカーを航送することも可能です。
詳しくはお問い合わせください。

※壱岐島までのアクセス
壱岐観光ナビHPはこちら
九州郵船、航路ダイヤ案内はこちら
宿泊について

・宿泊先は、地域内の旅館もしくはゲストハウスの個室(1人1部屋)になります。
※いずれもエアコン完備。バス・トイレは共同です。
※洗濯機もご利用できますので長期滞在でも安心です。
※ゲストハウスは、全国的にも有名な海女さんが運営していますので、色々な島の暮らしの実際を教えてもらえます。また、島の若者の集いの場ともなっていますので、新たな繋がりが生まれますよ。

[長崎県壱岐市]について

壱岐島には海水浴場やビーチが10ケ所以上あるほか、絶景を船で巡る遊覧や、シーカヤック、シュノーケリングなどのマリンアクティビティが盛んです。また、古事記の国生み神話の中で、5番目に生まれた「伊伎島」として記されており、島内には150社以上も由緒ある神社が点在しており、島全体がパワースポットとも言われています。
玄界灘から水揚げされる新鮮な魚介類、特に島の宝といわれるウニや壱岐牛も現地ならではの鮮度と価格で、グルメの島としても注目されています。  
(公式壱岐観光ナビ HPより)

新型コロナウイルス 感染拡大予防対策について

*参加者全員の健康・安全に配慮し、マスクの着用および、手指の消毒の励行をお願いさせていただきます。また、体調に不安がある場合は参加をお控えくださいますよう、お願い申し上げます。

*参加者には事前のPCR検査の実施をお願いする予定です。検査キットは後日お送りいたします。陽性反応が出た場合のキャンセル費は参加者の自己負担となりますので予めご了承ください。

*滞在中は毎朝、検温のご協力をお願いいたします。また滞在期間中に抗原検査のご協力をお願いすることもございますので予めご了承ください。
*新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、延期または中止とさせていただく場合がございます。

ムラ暮らしインターンとは

コロナ禍の中、新たなライフスタイルや働き方が注目される中、地方への“移住”も一つの選択肢として注目を高めるようになりました。ただ田舎暮らしに興味はあっても、「いきなり知らない場所へ行って暮らすのはハードルが高い」のが現実ではないでしょうか。

私たちは日本の農村漁村=ムラを訪れ、農家や漁師が暮らすお宅や古民家に泊まり、ムラでとれた旬な食材を味わい、地域ならではの様々な体験を通じてその地に暮らす人々との交流を楽しむ“ムラたび”を広める活動をしていますが、旅の一歩先の“観光と移住のあいだ”、“もう一歩、地域に入り込む経験”をしたいという方が増えていることを実感し、今回、地方で働く・暮らすのリアルな生活が経験できるお試し体験ができる【ムラ暮らしインターン】を企画し実施する事にしました。

移住をするにも「働く場」がなくては生活が出来ません。新しい生活環境への「暮らし」をしながら、新しい「仕事」に慣れるのも、色々と考えることが多く、即断出来ない方も多いようです。まずは農家さんらと一緒に働きながら田舎暮らしを経験することで、地方への“移住”をイメージしてもらえればと考えています。


			

【ムラ暮らしインターン】漁師町でマルチワーカーとして暮らす6泊7日間(熊本県天草市)

熊本県天草市行われた「ムラ暮らしインターン」の様子を動画と写真でレポートいたします!

(※ムラ暮らしインターンは、田舎暮らしや就農希望者に関心の高い方々に「農山・漁村を知ってもらう」ことで、将来的に農山漁村で農林水産業に就業するためのきっかけづくりを行うプロジェクトです。) 

 

動画で見る熊本県天草市の「ムラ暮らしインターン」

 

▼“熊本県天草市”ってこんなとこ

熊本駅から車で約2時間。東シナ海に面した天草市でも最南端に位置する魚貫町が研修の舞台です。国立公園やジオパークに指定された美しい自然景観や世界文化遺産に指定された潜伏キリシタン関連遺産などの名所も多くあります。温暖な気候を生かした農業と漁業のほか、透明度が高く風光明媚な海を活かしたカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)などのアクティビティも盛んです。

 

 

 

▼現地パートナー
「天草レストハウス結乃里」

魚貫町でも特に風光明媚な岬の先端にある自然学校「天草レストハウス結乃里」が今回の研修拠点。研修生には、オーシャンビューのレストハウスに滞在しながら宿泊施設の運営管理やマリンアクティビティガイド、フットパス等の観光ガイドの体験して頂いた他、集落の方々の指導のもとで漁業や農業等の実体験にも参加いただき、まさにマルチタスクなムラの暮らしを経験して頂きました。

 

▼天草市でのムラ暮らし体験

今回のムラ暮らし体験は、農業、漁業、宿泊業、ガイド業と多岐に渡りました。というのも魚貫崎で生計を立てていくには、一つの生業だけではなく、季節や天候に応じて様々な生業を兼務できるスキルが求められるからです。格好良く言うと晴耕雨読的な暮らしですが、様々な分野の知識やノウハウが必要な厳しさも実感して頂けたのではないでしょうか。

 

・漁業研修
魚貫町で地区の区長を務める漁師歴20年の大西さんの指導のもと、未だ真っ暗な早朝の海に船で繰り出し、網の仕掛け、漁獲、水揚げ・出荷、網の手入れなどを実際に指導いただきました。自分達で獲った魚を市場に出荷し、競りにかけられる様子を目の当たりにでき、漁業で生計を立てる喜びと厳しさを体感していただきました。

 

・宿泊業研修
宿泊業の実地体験として、部屋や共用スペース等の清掃作業を行っていただきましたが、最も指導いただいたのは、ムラのなかでの宿泊業のあり方です。「宿泊業は地元の人との関係を大事にしないと成り立たない。約束を守ることと継続すること。地元の人に利益を提供することが重要」との代表の言葉に、研修生も宿泊業の奥深さを感じていました。

 

 

 

▼参加者コメント

・1日1日の生活が「生きること」につながっていて、都市部にはない自然と葛藤するとともに、時間があれば地域の手伝いをしていくことで、自分自身ではない誰かのためにと思い、周りとの協力で生活が出来ている。難しくもありながら自分自身が成長できる仕事だと思いました。趣味を楽しみながら、自分が楽しむのを周りに与える仕事ではないでしょうか。

・本当に自然のままでの生活が出来て、山・海がすぐ近くにありリラックスできました。今後の自分の仕事にこの地域を活用できることがわかったので、取り組んでいきたいと思います。このような場所でも地元の方は不自由さを見せずに全体で物事をやる姿や、みんなが家族のような関係性みたいなのがとても印象に残りました。

・漁船の研修で朝4時から船に集まって網の入れ込みをして海に出たり、その後セリ市場へ行って、その様子を生で見せてもらったことは特に印象的です。テレビでしか見たことがなかったので、とても良い経験になりました。農業の面では実際に自分たちで土地を耕して苗を植えたり、手入れをできたことも楽しかったです。自分たちの力で自給自足をしている姿を見ることができ、とても勉強になりました。

・SUP体験を初めて経験して、楽しいだけでなく色々なことを勉強しました。漁師体験の際は、船舶免許をもっていたので舵をとらせてもらえたりと、ただの体験におさまらない「仕事としてどう感じるか」を主とした体験プログラムは、かなり身になります。そして今後のことを考えるきっかけになると思います。何よりムラの人達が、コロナ禍の中でもとても優しく、快く受入れてくださったことが本当に嬉しかったです。孫みたいに思っているといわれたことが忘れられません。将来のことは未だ考えがつかないけれど、遊びや地域の人たちに会いに来るという目的では、必ず来たいと思いました。 

 

▼受入先コメント

過疎化・高齢化が著しい当集落に、都会に暮らす若者(40歳代・50歳代の方々も当地では若者です)が、1週間もの間、滞在し、集落の様々な方々と研修活動に取り組んでいただいたことで、大いに元気をいただきました。当集落では、漁業や宿泊業など一つの仕事だけで生計を立てていくことは容易ではありません。今回の研修を通して、様々な生業を掛け持ちしながら、この大自然のなかで自分らしい暮らしをしていく方法を感じていただけたら幸いです。いつでも部屋は空いていますので、研修生の皆さんと近いうちにお会いするのを楽しみにしています。