【報告レポート】柑橘農家に弟子入り編（和歌山県由良（ゆら）町Bコース）

2024-03-162024-03-17

“みかん王国”の和歌山県の中でも『ゆら早生』や『さつき八朔』の発祥の地である由良町で、柑橘に携わることを生業としている方々に弟子入りし、ガッツリ柑橘農家を体感！町の受け入れも今回で3回目となりました。
ここ由良町で7代続くみかん農家を経営されている数見農園さんを中心に30～40代の農家さんのもとでミカン栽培、野菜栽培に関する研修をおこないました。

ムラ暮らしインターン2023とは

「働く」と「暮らす」を探す旅。過ごした時間は、明日のあなたのスキルとなる！
＜　その土地や人の魅力は行ってみないとわからない　＞

コロナ禍を経て新たなライフスタイルや働き方が注目される中、地方への“移住”も一つの選択肢として注目を高めています。

そこで、旅の一歩先の“観光と移住のあいだ”“もう一歩、地域に入り込む経験”をしたいという方に向けて、働く・暮らす、のリアルな生活をお試し体験ができる【ムラ暮らしインターン】を企画し実施し、今年で３年目を迎えました。

ただ田舎暮らしに興味はあっても、「いきなり知らない場所へ行って暮らすのはハードルが高い」のが現実ではないでしょうか。移住をするにも「働く場」がなくては生活が出来ません。

新しい生活環境で「暮らし」ながら、新しい「仕事」に慣れるのも、色々と考えることが多く、即断出来ない方も多いようです。

２週間の現地滞在は長い印象を受けますが、実際地方で“働くと暮らす” リアルな田舎暮らしを経験、農家さんや多くの人の話を伺うこと、仲間と意見を交換することで、自分のやりたいことや苦手な点に気づき、地方への移住後の生活イメージがつかめます。

ムラ暮らしインターンに参加された方の中には、その自治体の地域おこし協力隊に応募され移住されて方、研修事業の弊社の地域パートナーさんの会社の入社された方などいらっしゃいます。

移住ではなきも、地域との関係が深くなって、農繁期に限らず、地域を再来訪されたり、地域の産品を販売フェアに応援で駆け付けたり、産品を定期的に購入されたり、いろんな関係が動き出しています。

由良町ってこんなところ

大阪都心部からわずか90分。日本一の収穫量 “みかん王国”の和歌山県の中でも『ゆら早生』や『さつき八朔』の発祥の地。『ゆらっ子』としてブランド化し関東を中心に出荷しています。また由良町は“日本のエーゲ海”と称され「白崎海洋公園」は、青い海と空と白い石灰岩のコントラストで、撮影スポットとしても有名です。

研修の内容

●早生みかんの収穫

●選果場見学

●農業担当の地域おこし協力隊と一緒に柑橘農家のお仕事を体験

●地元の農家さんや、地域おこし協力隊として農業担当をされている方、移住者らとの交流会

●新規就農支援制度、移住支援制度の説明

●由良町の魅力体験プログラム、漁業体験（鯖寿司作り）、由良町グルメスポット案内（ゆらチャンポン等）に参加

実施期間

2023年11月26日（日）～12月9日（土）

横浜、大阪堺など全国から４名の研修生が、みかん農家さん中心に農繁期のお手伝い、販売支援などに従事していただきました。研修生の中にはこれから新規就農に向けて準備される方、第二の人生としてムラ暮らしを検討されている方などの第一歩になったのではないでしょうか？
由良町は、「ユラ暮らしインターン」と銘打って来年度以降、このムラ暮らしインターンを引く次ぐ取り組みも計画されています。

参加者のコメント

今回の研修では本格的な農業体験をすることができ、みかんについての知識を深めることができました。またそれ以外に収穫だったのは人とのつながりです。地域おこし協力隊の方はじめ、農家さんなど数々のつながりを持つことができ、農業も町づくりも全て「人とのつながり」が大事だと気づくことができました。
みかんの収穫、選定、種類、獣害対策。由良町という町について、暮らしも含め様々なことを学びました。また、みかん（農作物全般）の売り方について、消費者によりそった販売方法が大切だと感じました。
2週間が長いと思い始まりましたが、あっという間に時間過ぎ短く感じました。
この2週間の経験で、より農業に関わりたいという気持ちが高まりました。今後も自分に合った農業を模索したいと思います。
（参加者アンケートから一部抜粋）