2週間の研修の内、前半は新規就農者で都会から鹿島にIターンした「かしま自然農園」の奥さんご夫婦と一緒に、蕎麦の脱穀から製粉まで一連の作業を行ったり、蕎麦打ち体験を行います。かしま自然農園さんでは、農業を活かした新しいビジネスモデルの取り組みも学ぶことができますよ。
そして後半は、30年以上無農薬栽培で野菜や米を作っている「藤井農園」さんで、冬野菜の収穫や土づくり、発送作業をしながら無農薬栽培の達人のもとで実践研修を行います。
【実施日】
2023年12月9日(土)~12月22日(金)
また研修時の宿泊は、前半後半それぞれの研修先近くにある農家民宿での滞在になりますので、里山料理づくりや畑づくりなど田舎暮らし体験も楽しめますよ♪
[農業研修]
●かしま自然農園
・蕎麦作り
乾燥、脱穀、種と殻の選別、石抜き作業、磨きの作業、脱皮の作業、製粉の作業
・収穫後の電気柵の回収
・草刈りと野焼き
●藤井農園
・無農薬栽培キャベツ、じゃがいも、人参、大根、ゴボウなどの収穫作業
・発送作業
●農家民宿「みんなの家」(研修の前半の宿泊)
・タマネギの収穫、デコポン収穫、大根の粕漬、柑橘ドレッシング作りなど
●農家民宿「あんちゃんの家」(研修の後半の宿泊)
・「菌ちゃん農法」による畑づくりの実践
[座学]
・無農薬栽培を30年実践されている藤井農園代表藤井敬三氏の話
・かしま自然農園での田舎暮らしワークショップ
・鹿島市の農業について、新規就農支援制度について(市役所)
・移住定住支援制度について(市役所)
[地域コミュニティ研修]
・新規就農者や親元就農をされている都会から鹿島にIターンした人、研修先の方々との交流
・無農薬栽培の達人の農園での農作業
・蕎麦打ち体験
・「菌ちゃん農法」での畑づくり
・農家民宿での農泊、リアルな田舎暮らし
・地元の方との交流
(滞在期間中は交流会開催の他、地域をより知って頂くための行程もご用意しています)
○事前オンライン研修 2023年11月30日(水)19時~
オンラインで事前打合せ。研修内容のことや、滞在中に気を付けることなど不安に思うことは事前にどんどん質問してください。
○現地研修(スケジュール)
2023年12月9日(土)~12月22日(金)
[初日:12月9日(土)]
15:00~17:00
オリエンテーション、*みんなの家
[滞在中:12月10日(日)~12月21日(木)]
8:00~16:00
農作業体験
-畝作り
-座学
-蕎麦打ち
交流会 12月21日予定
※12:00~13:00お昼休憩
※12月15日(金)・16日(土)は休日。各自自由行動。
[最終日:12月22日(金)]
9:00~ 振り返り、移住定住施策説明
13:00頃 解散
〇合同報告会
2024年2月21日(水)19:00~
有明海が一望できる自然の景色や伝統を未来に残すべく、代表の奥 正好さんは、蕎麦作りを通じた耕作放棄地の解消、観光資源の発掘と創造による観光客の誘致、移住支援による主に20~30代の若い世代の人口増加などを実現に取り組んでいます。主な事業活動として、蕎麦のスイーツ&カフェや産地直送便の運営、そば農業やキャンプ場、古民家再生や古民家宿泊などです。
・「藤井農園」
代表の藤井敬三さんは30年以上無農薬栽培を行っている達人。現在5ヘクタールの農地でお米、50種類以上の無農薬栽培の野菜を作っています。
・有機みかんのおいしさ、研修先のおもてなしとご配慮、宿泊先のおいしい料理と交流が印象に残ったとともに、改めて一次産業の良さと厳しさを感じました。
・作業をしながら、地域の人との交流、同じく自然農を志す価値観の近い人との出会いと話し合いなど見るもの聞くもののすべてが学びになった幸せな時間でした。
・まだ多数派でない有機というジャンルに関わりたいと本気で考える仲間に会えて話をする中で、過疎地域への移住や町おこしに積極的に関わり、ムラ(地域)という小さなコミュニティを守る活動に興味を持ちました。
昨年の研修の様子は、こちらから ⇒ https://9mura.net/archives/3124
●ムラ暮らしインターン2022 報告レポート(佐賀県鹿島市)
[募集人数]
最大4名
[参加条件]
・農村への移住や農業に関⼼のある⽅なら経験は不問です
・13泊14日の現地研修及び、事前・事後研修に全てご参加いただける方
・農業経験不問
※学生応募可
※概ね60歳くらいまで
[応募締切り]
2023年11月30日(木)
※応募状況によって締切が早まる場合もございます。お申込はお早めに!
無料
・現地までの交通費(集合・解散場所/肥前鹿島駅)は参加者負担となります。
・研修がお休みの昼食は各自でご負担ください(2日分)
・作業時に着る、汚れてもよい服(畑作業時は、長袖・長ズボン、軍手(ゴム製)、帽子、動きやすい靴を着用ください)
・長靴、カッパ、水筒、着替え、タオル、洗面具(歯ブラシ)など
プラスα
・田舎暮らしへの好奇心
宿のお料理上手な農家民宿のお母さんたちが毎日地元の食材を使った、美味しいまかない食を準備してくださいます(但し、休日の昼食2回分はご自身でご負担ください)。
・農家民宿「みんなの家」(鹿島市飯田乙2721-67、電話:0954-62-8444)
みかん畑が広がる山頂にあり、有明海も一望できる絶好のロケーションのお宿。個室対応。
HP:https://www.city.saga-kashima.lg.jp/main/3181.html
・農家民宿「あんちゃん家」(鹿島市音成乙1112‐10)電話0954‐69‐3458)
有明海を見下ろす展望のエリアにある農家民宿。屋根裏ロフトも人気。
研修生が3名以上の場合は男女に分かれての相部屋となります。
・公共交通機関をご利用の場合
最寄りの「肥前鹿島(ひぜんかしま)」駅から送迎致します。
・自家用車でお越しの場合
宿泊場所(民宿「みんなの家」鹿島市飯田乙2721-67、電話:0954-62-8444)までお越しください。駐車場もご利用頂けます。
【佐賀県鹿島市のご紹介】
佐賀県鹿島市は佐賀県の西南部に位置し、東には有明海が広がり、西には多良岳山系に囲まれ、自然環境に恵まれたところです。人口は28000人弱、福岡市及び長崎市からも約1時間でアクセス可能です。鹿島市では古い町並みや酒蔵を活かし、「酒蔵ツーリズム」も推進し、また日本三大稲荷の一つ祐徳稲荷神社も有名です。
有明海の干潟ではのりの養殖が盛んであり、ムツゴロウ、ワラスボなどの珍魚の生息場所でもあります。近年この干潟の自然環境を守るためにラムサール条約湿地登録も行い、鹿島市の自然環境(森・里・川・海を流れる水)の保全活動に積極的に取り組んでいます。
鹿島市観光WEBサイト⇒ https://www.city.saga-kashima.lg.jp/kanko/
コロナ禍の中、新たなライフスタイルや働き方が注目される中、地方への“移住”も一つの選択肢として注目を高めるようになりました。ただ田舎暮らしに興味はあっても、「いきなり知らない場所へ行って暮らすのはハードルが高い」のが現実ではないでしょうか。
私たちは日本の農村漁村=ムラを訪れ、農家や漁師が暮らすお宅や古民家に泊まり、ムラでとれた旬な食材を味わい、地域ならではの様々な体験を通じてその地に暮らす人々との交流を楽しむ“ムラたび”を広める活動をしていますが、旅の一歩先の“観光と移住のあいだ”、“もう一歩、地域に入り込む経験”をしたいという方が増えていることを実感し、今回、地方で働く・暮らす、のリアルな生活が経験できるお試し体験ができる【ムラ暮らしインターン】を企画し実施する事にしました。
移住をするにも「働く場」がなくては生活が出来ません。新しい生活環境への「暮らし」をしながら、新しい「仕事」に慣れるのも、色々と考えることが多く、即断出来ない方も多いようです。まずは農家さんらと一緒に働きながら田舎暮らしを経験することで、地方への“移住”をイメージしてもらえればと考えています。